NMNとは、「若返りの薬」として現在注目を集めている成分として、世界中から注目を集めています。
主に美容・健康業界で導入が進んでおり、老化・生活習慣病・睡眠改善など、幅広い悩みを改善する成分です。
そんな近年注目を集めているNMNを、最初に発見した人物は「今井教授」です。
今回は、今井教授がどのような人物なのか、NMNが老化になぜ効くのかなどについて、詳しく解説をしています。
NMNに興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
世界的な老化研究者である今井教授とは?
今井教授(今井眞一郎)とは、老化・寿命の研究や「医療法人社団ミライ会」の理事を務める、抗老化医療の専門家とも呼べる人物です。
慶応大学医学部および慶応大学院医学部を卒業し、現在ワシントン大学で研究を行っています。
医療法人社団ミライ会が運営している「東京銀座ウェルネス&エイジングクリニック」は、「老化を知る」「老化を楽しむ」「老化に立ち向かう」をコンセプトにエイジングケア医療を提案しています。
今井教授が発表し話題を呼んだ論文とは?
今井教授は論文で、体内にあるサーチュイン酵素という成分が活性化することで、老化を遅らせたり寿命を延ばしたりする効果を世界で初めて発見したことを発表しました。
論文の内容は以下2つです。
マウスでの実験結果
生後7か月のマウスに1年間NMNを投与する実験の経過であり、結果としては「食欲増進」「代謝能力の向上」「身体活動量の向上」「血糖値の低下」「免疫細胞の増加」など、さまざまな効果が確認されました。
また、糖尿病のマウスにNMNを投与した実験も行われており、血糖値が正常値まで低下した研究も発表されました。
この研究によって、NMNには非常に多岐にわたる抗老化作用があることが判明し、現在多くの学者や企業の努力によって、NMNが市場に流通することになりました。
アルツハイマー型認知症への効果
今井教授がNMNの効果、およびサーチュイン酵素の働きを発表したことにより、多くの企業がNMNを用いた抗老化実験をスタートさせました。
その中の一つにアルツハイマー病のモデルマウスにNMNを飲ませた研究論文があり、NMNを投与することで、記憶力・認知機能の回復が確認されました。
この研究でアルツハイマー病の原因となる「脳の海馬の細胞死」が抑えられたと報告されています。
またNMNは、血管の弾性を若い頃と同じように保つ働きがあるなど、世界各国の研究機関の論文によって証明しており、老化が原因のさまざまな症状を改善するとして、注目を集めています。
NMNが抗老化効果に効くメカニズムとは?
NMNは、体内に存在する酵素の働きで「NAD」に合成されます。
NADとは、「サーチュイン酵素」の燃料となる重要な物質であり、体内のNADが増加するとサーチュイン酵素が活性化し、体内での活動量が増加します。
老化が進行する理由の一つに、このサーチュイン酵素の働きが弱くなることといわれており、およそ40代で急激にサーチュイン酵素の働きが弱くなります。
反対に、サーチュイン酵素を活性化させ続けることができれば、若々しい状態を維持できるとも考えられています。
NMNについてもっと詳しく知りたい方は「NMNとは?アメリカで大流行している新成分を徹底解説」を併せてご覧ください。
NMNを摂取するには?
NMNは食事でも摂取することは可能ですが、一度の食事で摂取できるNMNが微量なため、現実的ではありません。
そのため、NMNを摂取する方法は、主に「NMN点滴」と「サプリメント」の2種類です。
NMN点滴とは、点滴を利用して体内に直接NMNを摂取する方法であり、美容や健康をコンセプトにしたクリニックで導入が進んでいます。
NMN点滴については「【2022年最新版】徹底解説!NMN点滴は治療薬として安全なのか?」で詳しく解説しています。
一方で、サプリメントは錠剤型・カプセル型のNMNを摂取する方法です。
NMNは継続的に摂取することで、より高い効果を得ることが可能なため、手軽に摂取できるサプリメントを利用する人が増えています。
また、インターネットの通信販売で購入できる気軽さを持ち合わせているため、NMNに興味がある人はNMNサプリメントの摂取から始めるとよいでしょう。
NMNサプリメントおすすめは?
NMNサプリメントを選ぶには「NMNの含有量」と「コストパフォーマンス」「品質」で判断しましょう。
しかし、NMNの含有量やコストパフォーマンスは、商品説明を見れば誰でも分かりますが、品質に至っては使ってからでなければ分かりません。
また、NMNサプリメントを使った結果、品質が悪いものと分かってしまっては、無駄な出費をしてしまうことにつながります。
そんな方には「【2022年】NMNのプロの選び方とオススメ人気サプリ3選」でNMNのおすすめを紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。